イカの血は青い
寒い日が続いて昨日の雨から一転、少しあたたかい晴れの日を迎えている早田です。
太陽がまぶしいです。洗濯物もよく乾きそう。

「うみまかせ」 1月号の発送を現在行っていますが、「冬枯れ」といって、魚の少ない時期でもあり、お客様のご希望日に必ずお送りできるとは限らないのが正直なところです。
お待たせしているお客様、申し訳ありません。
早田は魚を追い求めてする漁ではなく、魚を待つ大型定置網漁。
自然と、海と、潮にゆだねられた、この町の空気も一緒に感じていただければと思います。
さて、みなさんはイカの血が青いってご存知でしたか?
私も耳にしたことはあれど、実際に見たことはなく。
イカをさばいても、青い血がドバっとでたのも見たことはありません。
しかし昨晩、干物にして冷凍庫に入れておいたスルメを食べようと出してみると・・・

血管が青い!!!
イカにもこんなに血管があったんですね。よく見たら足にも。
でもさばいてる時に青い血は見なかったぞ?どういうことだ?と思い、調べてみると。
イカの血液中で酸素を運ぶ役目をになっているタンパク質のヘモシアニンには銅が含まれていて、これが酸素と結びつくことで青色になる、とのこと。
私たちが手にする、すでに死んでいるイカの血は、もう酸素を運んでいないので透明なのだそうです。
ということは。
干されて冷凍庫に入っている間に、血管に残っていた血液と空気中の酸素が結びついて、青くなったのですね。
納得して、さあ食べるぞと焼いてみたら、さらに不思議なことに、
青い血管はすっと消えてしまいました。
・・・。
世の中には、知らないことがいっぱい。
ちょっと驚いた小話をお届けしました。